笹川会長のご指摘http://blog.canpan.info/sasakawa/archive/2316は大変鋭いと思いますが、現時点では仕方ない面もあります。
政府主導の研究より、民間の力で推進した方がよいと考えています。それは割と自由に発言できるし、共同認識が持ちやすいです。
日本僑報社の実践を申し上げますと、中国の中山大学教授袁偉時先生による『中国の歴史教科書問題』http://duan.jp/item/043.html、東京外国語大学教授佐藤公彦先生による『上海版歴史教科書の「扼殺」―最近の中国のイデオロギー的言論統制・抑圧』などは、民間による優れた研究成果であり、歴史学者はもちろん、一般読者にも大変有益な書物です。これはまさに日中歴史共同研究の「民間力」ではないかと思います。
ぜひ「日中若手歴史研究者会議」と並行して、「日中民間歴史研究者会議」を発足し、本格的に日中歴史研究を推進して頂きたいと存じます。民間力こそ21世紀の日中歴史研究にますます重要になってくると思います。
一寸長くなりましたが、愛読者の一人としてコメントさせて頂きます。