平和学習の旅 中国 2010 「万人坑を知る旅~吉林省の万人坑~」-万人坑が告発する日本の中国侵略の実態-http://hugocafe.asablo.jp/blog/2011/02/01/5658261
万人坑とは、過去の日本による中国侵略戦争中に、鉱山や大規模な工事現場で、中国人労働者に苛酷な労働を強要した結果、栄養失調やケガ、病気、虐待などで使いものにならなくなると、ある時は生きながらも捨てた「ヒト捨て場」。 数千、数万の人びとがまとめて捨てられ埋められ、「偽満州国」を主体に中国各地に多く残存する。中国における強制連行・強制労働の犯罪現場の多くに万人坑が作られているので、強制連行と万人坑は切り離して考えることのできない一体不可分のもの。
2009年の遼寧省の万人坑参観に続き、昨年は吉林省の万人坑を中心に5ヶ所を参観しました。参観の目的は万人坑を知る、学習と犠牲者への慰霊です。規模の大小を問わず今回も犠牲者の遺骨に向き合い慰霊し、侵略の実態を学ぶと共に朽ちていく万人坑跡を観る一方、改築され充実した展示施設も見学し、今の中国の実情も目の当たりにしました。
今年は8月下旬、ロシア国境の中国黒龍江省側に遺る、かつて日本の関東軍が築城した要塞跡と万人坑を参観、幸存者にもお会いし、体験をお聴きする予定です。 昨秋、現地を旅された宗景正さんの写真作品展示とお話もあります。
2011年 3月13日(日) 13:30~16:45 (開場:13:15)
市民活動プラザおおさか東館(学習室201) (もと飛鳥人権文化センター)
最寄駅:阪急京都線「崇禅寺」下車すぐ * 梅田より3駅目 大阪市東淀川区東中島3-14-32 電話:06-6323-6721
■参加資料代:800円
■主催:撫順の奇蹟を受け継ぐ会 関西支部
■報告:
野津 加代子 平和学習の旅「万人坑を知る旅」主催 撫順の奇蹟を受け継ぐ会関西支部 代表
青木 茂 『
偽満州国に日本侵略の跡を訪ねる』著者 撫順の奇蹟を受け継ぐ会会員
■写真展示:
宗景 正 写真集「夜間中学の在日外国人」 『私たち「何じん」ですか 中国残留孤児たちはいま』著者 中国「残留日本人孤児」を支援する兵庫の会世話人
■問い合わせ先:090-8860-9961(竹本)