「日本僑報」によると、10月21日午後、東京千代田区ホテルニューオータニ東京において、2011年度中国人民解放軍佐官級訪日研修団一行20名(団長・国防部外事弁公室欧亜局長何信崇上級大佐)の歓迎会が、日本側主催者日本財団笹川陽平会長、国会議員、自衛隊関係者、中国側中華人民共和国駐日本国大使館武官、日中報道関係者出席のもと行われた。
主催者を代表して笹川会長は一行の訪日を歓迎する言葉と共に、「民間主催による交流プロジェクトの利点として柔軟な対応が可能であることから、今回訪日した若手国防関係者が日本側関係者と両国間の疑問点を話し合い、日本の政治、経済、社会、文化、歴史を学び、相互交流、相互理解を深めることを期待すると」挨拶した。
訪日団を代表して、何団長は「日本政府、自衛隊関係者、メディア関係者が友好的雰囲気で対応してくれていることに感謝するとともに、日中間で過去に不幸な関係があり、現在も微妙な問題が発生しているが、それらの問題解決のためには両国の若手国防関係者の交流により友好関係を発展させることが必要である」と挨拶した。
一行は10月19日から帰国する30日までの間に、陸海空自衛隊基地、部隊視察、教育研究機関、地方自治体などを視察訪問し、意見交換をするとともに視察先関係者との交流、日本理解を深める。(岩楯嘉之)