日本僑報社編集者穴水さんが本日体験したことを書いてもらいました。このようなことは、日本ではごく普通のこと、中国では考えられないことではないかと思っています。そのため、ここに掲載させていただきます。平気に人を助けられる風気を高揚するため、このような小さいことをよく考えて欲しいです。中国の和諧社会に少し良い材料を提供したと思っています。
穴水さん、ありがとうございます。--編者より
公園で昼食を終え帰社しようと通りに出ると、80歳過ぎであろうおじいさんが息も絶え絶えに
足下もおぼつかない状態で、今にも倒れ込みそうな様子でした。
「大丈夫ですか?」と声をかけると、「病院に行こうと家を出たは良かったが、ここまで来て
進むことがどうにも辛くて。」と仰るので、「腰を下ろして少し楽になってからまた歩きましょう。」
と提案し、近くに腰を下ろし少し休憩することにしました。
話を聞くと、病院まではあと70メートル程。
10分程度休憩し、「歩けそうですか?」の問いに「もう大丈夫そうだよ。」との返事。
私はおじいさんの手を取り、脇を支えて、一緒に一歩一歩歩いて行きました。
途中、「どこか痛いところはありませんか?」や「どこか具合の悪いところはありますか?」など
おじいさんの様子を確認しつつ、励ましながら目的地まで向かいました。
郵便局に着いたところでおじいさんが局員の方を手招きし、その方が「大丈夫ですか?」と近寄って
きて介抱して頂けたので、私はその方にお任せしました。
おじいさんからは何度もお礼を仰って頂き、こちらが恐縮してしまう程でした。