8月に中国国際航空が初めて成田空港―武漢間の直行便を就航したのを記念し、10月28日、東京・ホテルニューオータニで「湖北省観光説明会」が開かれた。
湖北省はトップの王副省長が自ら出席し、「湖北省は三国志の主要舞台であるほか、道教の聖地の一つであり、同時に河南省少林寺派と並ぶ中国武術の発祥地でもある武当山、さらには戦国時代の詩人、屈原の故郷、揚子江をせき止めた三峡ダムなど、日本人が親しめる見どころが随所にある」と盛んに宣伝に努めた。
湖北省を昨年訪れた日本人観光客は28万人で、国別では世界でトップ。逆に直行便が出来たため湖北省から日本を訪れる中国人も、さらに増える見込みという。誘致イベントでは、かつてこの地域を治めた“楚”の国の古城が残る荆州の娘さんたちの歌と踊り、三国志・赤壁の戦いを表現した兵士の踊り、武当武術を取り入れた太極拳の演技などが披露された。
成田―武漢の直行便は週2便、水曜、土曜日夜に運航。所要時間4時間。