日本僑報社の最新刊である『中国の大学生 2万7187人の対日意識』(大森和夫・弘子共著)は、9月22日から発売されました。
【内容紹介】中国の若者が「日本と日本人」にどんな思いを抱いているか、今後の日中関係をどう見ているか、その「本音」を知ることは、日中の「相互理解」を深め、「友好」を進める第一歩である。
日中両国の「相互理解」には、双方の政府と国民の努力が不可欠なのは言うまでもないが、中国側の「対日意識」と、日本側(主に、政府)の認識にどのような食い違いがあるのか、を知ることが先決である。
私どもは、十七年間、中国の大学と「日本語交流」を続けてきたが、日本語を学ぶ中国の大学生の多くが、日本に熱いまなざしを注いでいる一方で、自分達の思いが日本政府になかなか伝わらない苛立ちを感じていることを知った。
中国の若者の「心のうち」を確かめて、それを日本側に伝えたい、と考え、中国の大学生(日本語学習者)を対象に、【第一回】一九九九年三月~六月、【第二回】二〇〇一年十二月~二〇〇二年一月、【第三回】二〇〇四年十二月~二〇〇五年三月の計三回、アンケート調査を実施した。回答者総数は二万七一八七人に上った。中国の大学は九月新学年で、アンケートに日本語で回答した学生の大半が二年生以上であり、回答者の「重複」はほとんどみられない。
今後の日中関係で大切な人材である中国の日本語学習者(大学生、院生)・二万七一八七人の「本音」をまとめたのが本書である。
―本書の「はじめに」より
詳細のご案内と注文