編者より、現在武漢外語外事職業学院で日本語を教えている佐久間貴史さんから素晴らしい報告がありました。佐久間さんは、今年着任されたばかりで、とても素晴らしい青年教師です。赴任される前には、東京漢語角を参加し、日本僑報社との交流もあります。その縁で、段躍中が推進している中国で1000カ所の日本語コーナー(日語角)を作る運動に賛同し、早速武漢で一回目の活動を行ってくれました。とても嬉しいです、これからも報告を掲載します。
佐久間さん、皆さん、引き続き頑張って下さい。応援してます。
4月18日の木曜日夜六時から、記念すべき第一回武漢外語外事職業学院、武漢科技大学学園都市合同の日語角が開催されました。我が校は専科大学の武漢外語外事職業学園と本が大学の武漢科技大学の別キャンパスが一つの場所にあり、学園都市を形成しています。
両方の大学に日本語学科があり、多くの生徒が日本語を勉強しております。しかし、この学校は留学生を受け入れてはおらず外教以外に日本人はいない状況となっております。また武漢という内陸部では日本人自体が少なく学生も日本語を話したいが授業以外で話す機会が全くないという状況です。そう言った学生に少しでも日本語を話す場を設けられたら、また日中交流の起点にできたらという考えから私ともう一人外教永利先生と二人で日語角を開きました。
当日は、大勢の学生が来ると予想し大きめの教室を借り、スカイプを通じて日本に住んでいる日本人と会話交流をすることにしました。またインターネットを使っての日本人の友達の探し方などを紹介しました。時間になると80名以上の学生が集まり、学生たちは画面の向こうにいる日本人の話、日本人の友達の探し方の説明に熱心に耳を傾けていました。今回は初回ということで80名という大勢の生徒が集まりましたが、会を重ねるごとにその数は減っていくと予想されます。こちらの日語角は生徒の数に対して日本人外教の数が少なすぎます。ですから、当分は生徒にはできるだけ自分で日本人の友達をインターネットなどで探して自主的に日本人と交流してもらい私たちはそのサポートをする。ということも目標にして活動していきたいと思います。そして徐々に人数が減ってくると自由会話などもしやすくなってくるだろうと予想しております。
今後の活動も人数の多いうちはスカイプなどインターネットを使った交流が主なものとなっていくと思います。現在母校の麗澤大学の国際交流サークルとも連絡を取り合い、ビデオ通話なども考えております。前途多難ではありますが、少しでも日中交流の足がかりになれたら…と思っております。
以上で今回の報告を終わります。次回以降も報告をいたしますのでよろしくお願いいたします。
開始三十分前にも関わらず大勢の人が集まってくれました。
スカイプを通しての会話交流。
このあと何名かの学生にマイクで質問してもらいました。
インターネットで日本人の友達の探し方を説明する永利先生
熱心に耳を傾ける学生たち