-万人坑が告発する日本の中国侵略の実態-
2014年 3月29日(土) 13:30~16:45 (開場:13:15)
弁天町市民学習センター・第2研修室(50名収容)
大阪市港区弁天1-2-2-700 (オーク2番街7階) 電話; 06-6577-1430
・地下鉄 中央線「弁天町駅」西口2A出口より徒歩3分
連絡通路を通り、中央エレベータで7階
・ JR環状線「弁天町駅」北口より徒歩3分
■参加資料代:800円
■主催:撫順の奇蹟を受け継ぐ会 関西支部
■報告:野津 加代子
平和学習の旅「万人坑を知る旅」主催
撫順の奇蹟を受け継ぐ会関西支部・代表
■解説:青木 茂
撫順の奇蹟を受け継ぐ会・会員
著書:『万人坑を訪ねる 満州国の万人坑と中国人強制連行』(緑風出版)
『偽満州国に日本侵略の跡を訪ねる』(日本僑報社)
■問い合わせ先:090-8860-9961(竹本)
私たちは、2009年から2012年まで4年続けて中国東北地方に残る万人坑を
参観し、慰霊と学びを重ねてきました。
そして昨年(2013年)は、華北に残る5カ所の万人坑の他、三光作戦の村や
抗日活動の跡地などを参観し、中国人強制連行と強制労働の実態を学習しました。
2012年までに参観した東北地方の侵略行為も酷かったですが、華北にも、それ
以上と思われるほどやりたい放題に荒らしまわった三光作戦の残酷極まる侵略の
事実が各地に残っていました。
万人坑とは、鉱山や大規模な工事現場などで劣悪な環境の下で苛酷な労働を強制
され、栄養失調や過労・ケガ・病気などで死亡した中国人労工をまとめて捨てた
「ヒト捨て場」。使いものにならないからと生きたまま捨てられ埋められた中国人
労工もいます。また、平頂山事件のような、軍隊が行なった大量虐殺による万人坑や、
労工狩りの収容所周辺や軍事要塞周辺に作られた万人坑もあります。
これまで私たちは、日本が中国を侵略したかつての戦争中に死亡した甚大な数の
中国人犠牲者の遺骨が横たわる万人坑の現場を参観してきました。そして、その裏側に、
中国国内での強制連行・強制労働の実態がはりついているという事実を知りました。
花岡事件など日本(内地)への中国人強制連行はある程度は知られていますが、この
中国国内での甚大な被害や、地獄以下の煉獄へ送られた中国人の実態はほとんど知ら
れていません。その被害は大きすぎて、正確な被害者数は現在も不明だそうです。
中国各地に今も遺る侵略の事実をより深く学習し、伝え、今と未来に活かしていきたい
と願っています。今回は、報告する内容が多くあります。是非、ご参加下さい。
【2013年「万人坑を知る旅」参観地 】
山西省 大同市:大同炭鉱万人坑
河北省 張家口市:宣化龐家堡鉄鉱(別名:龍煙鉄鉱)の万人坑
承徳市:水泉溝万人坑
唐山市:三光作戦の村・潘家峪 虐殺事件で残った遺跡と記念館
(1940年代初頭、三光作戦の甚大な被害を受けた村のひとつ
村民の約80%、1,230人が焼殺された)
保定市:冉荘村=抗日戦争のための地下道 冉荘「地道戦」陳列館
石家庄市:(強制連行の集約地)
石家荘市集中営蒙難同胞記念碑(元捕虜収容所遺跡)
井陉炭鉱万人坑
天津市 塘沽強制収容所の万人坑(記念碑)
多くの労工を日本各地へ運んだ天津塘沽の港周辺