中国勤務一年目の年の瀬、中小企業の役に立つ情報発信のアイデアを年内に出せという指示を受けていた時、中国日本商会の事務所で久佐賀先生とお会いしたのが始まりでした。
漢字表記が同じでも日本語と意味が違うことでビジネスに影響ないもんですかねぇ、というこちらからの素人発言に、久佐賀先生は相好を崩されもせず、すらすらと幾つかの例を挙げてご説明いただいたのを覚えています。それから、日本商会の代表的コラムとなり、今回書籍化されることとなりました。
本書は辞書ではありません。ビジネスマンとしての長く深いご経験に裏打ちされた生きた言葉の使い方を紡いだ物語と言って良いものです。実学の書として中国に関わる皆様のお手元においていただければと思います。
――五十嵐克也中国日本商会事務局長
※本書は五月中旬から発売予定。