一般社団法人アジア調査会(毎日新聞社内)が発行する雑誌『アジア時報』は2015年6月号で、「中国人の日本語作文コンクール」(日本僑報社・日中交流研究所主催、アジア調査会など後援)に関する記事を大きく掲載した。
記事は、同誌6月号と7・8月合併号の2回に分けて、第10回コンクールの最優秀賞(日本大使賞)、一等賞の計6作品などが掲載される。
最新6月号では、コンクールを運営する日本僑報社の段躍中編集長にインタビューし、コンクールを始めた経緯や反響、受賞者のその後の活躍などについて紹介。
また上位入賞作のうち、最優秀賞を受賞した東華大学(上海)の姚儷瑾さんの「ACGと日中関係」、一等賞を受賞した重慶師範大学の張●さん(●=王へんに月)の「日本のアニメに恋をして」、同じく一等賞、南京農業大学の汪◆さん(◆=女へんに亭)の「心遣いを回収したい」の3作品が掲載された。
インタビュー記事の中で、段編集長はコンクールの意義について「(戦後70年の今年)、ますますこのコンクールの重要性を感じています。民間のこういった一つ一つのプログラムが両国民の共通財産になっていく。日中の将来は(コンクールに応募した)彼、彼女たちの力によって左右されます」などと語り、日中関係発展のため、コンクールを継続していくことの重要性を訴えた。