○3月11日から19日までの9日間、中国の上海、青島、北京各市に出張してきました。上海では、片山和之・駐上海日本総領事のお招きにあずかり、昨年の第12回「中国人の日本語作文コンクール」(日本僑報社・日中交流研究所主催)の受賞者たちとともに総領事公邸を訪問。そこですばらしい晩餐交流会を開催していただきました。
中国で日本語を学ぶ学生の受賞者たちが、日ごろの学習の成果を発揮して流暢な日本語であいさつをすると、片山総領事はいたく感心された様子。何度もお褒めの言葉をかけてくださり、私も主催者として非常に誇らしく思いました。
○また、上海市内で行った受賞者たちとの交流の場に、『中国式コミュニケーションの処方箋』(小社刊)の著者である趙啓正氏が駆けつけてくれ、受賞者たちを激励してくださいました。趙啓正氏は元国務院新聞弁公室主任で、『悩まない心をつくる人生講義』(小社刊)の著者チーグアン・ジャオ氏(故人)の実兄でもあります。
実は、交流会にも参加した第12回の1等賞受賞者、張君恵さん(中南財経政法大学)とその指導教師の中村紀子先生は、学生の日本語学習のためのインターネットラジオ番組を長く制作しておられます。交流の場で、趙啓正氏に『悩まない心をつくる人生講義』をラジオ番組で朗読したいと提案したところ快諾してくださり、4月から同書の内容が連続して朗読されることになりました。これも交流から生まれた新たな展開で、うれしい出来事の1つとなりました。
○青島では、下記報道の通りですが、青島大学などで2回の講演を行いました。多くの学生さんや先生方と交流することができ、この場をお借りして深く感謝を申し上げます。
○北京では訪問中の3月18日、日中国交正常化45周年記念事業として「松竹大歌舞伎 北京公演」(国際交流基金主催)があり、歌舞伎俳優の中村鴈治郎さん、中村芝翫さん、片岡孝太郎さんらのすばらしい演技を鑑賞することができました。また横井裕中国大使のお招きで前夜祭パーティーにも参加。有名な歌舞伎俳優の皆さんとじかに接することができたのも、感激の一コマでした。
また北京では滞在中に、在中国日本国大使館から、今年の第13回作文コンクールへの後援名義の使用許可をいただきました(下記参照)。重ねて御礼申し上げます。
○このように今回の中国出張も、おかげさまで充実した日々となり、予想以上の大きな成果を上げることができました。
今年もまた5月から、日本語作文コンクールの作品募集がスタートします。引き続き、コンクールの開催と作品集刊行に向けて、頑張ってまいりたいと思います。
今後とも一層のご支援、ご協力を賜りますよう、よろしくお願いいたします!
2017年3月22日
段躍中