2月はじめに共同社通信が、井出敬二・在中国日本大使館公使・広報文化センター所長とその新著『中国のマスコミとの付き合い方』を配信した。記事内容は以下の通り。
「中国社会も大きく変化しており、今や世論が政策を左右する時代になった。だからわれわれも世論に向け積極的に発信することが必要です」
北京の日本大使館の井出敬二(いで・けいじ)公使・広報文化センター所長(48)はこのほど、中国メディアから受けたインタビューを収録した「中国のマスコミとの付き合い方」(日本僑報社)を出版した。
大使館の報道責任者として二〇〇四年二月に着任後、六十社以上の新聞、雑誌、テレビの取材に応じた。昨年の反日デモに象徴されるように中国の対日世論は厳しさを増しているが、井出公使は「だからこそ中国の大衆に日本をより多面的に理解してもらうことが必要」と語る。「取材を通じ多くの良心的な記者とも知り合った。これからも取材は拒みません」。
同社の中国語サイド「共同網」は、配信記事を中国語に訳し、昨日に掲載された。
◆日本驻华大使馆公使:面向中国踊跃发言
02.07 22:06
【共同社2月7日电】“中国社会发生了巨大的变化,现在已经进入舆论开始左右政策的时代。因此,我们也要面向中国舆论踊跃地发言”,日本驻北京大使馆公使、广报文化中心所长井出敬二(48)如是说。
井出敬二日前出版了一本收录接受中国媒体采访实录、题为《与中国媒体交往的方法》(日本侨报社)的著作。
2004年2月作为日本驻中国大使馆新闻负责人到任后,前后接受了超过60家报纸、杂志、电视台的采访。以去年在北京等城市发生的针对日本的的游行为代表,中国的对日言论越来越严厉,井出说“正因为如此,才有必要让中国的大众了解一个多面的日本”。他还说:“通过接受采访可以接触许多有良知的记者,今后也不会拒绝采访。”(完)
写真は1月31日東京で講演する井出さん。by段躍中(無断転載禁止)