日本アカデミー協会は18日、日本で研究活動を行っている華人学者の汪先恩氏に第5回日本文芸アカデミー賞を授与した。日本における中国医学の臨床医療に貢献したとして、汪氏の著書「図説中医学概念」が評価された。
授賞式では、同協会の古川のぼる理事長(教育評論家)が協会を代表して汪氏に同賞を授与し、「汪先恩博士が理解しやすい図説という方法で中国医学の知識を説明したことは、日本における中国医学の臨床医療に利益をもたらした。伝統医学文化を向上させる上で重要な役割を果たした」と評価した。
このほか、日本文化振興会の六条有康名誉総裁、「国会タイムス」の五味武会長が、汪氏に感謝賞を授与した。
汪先恩氏は1991年に日本に留学し、金沢大学、順天堂大学などに在籍して研究を行い博士の学位を取得。現在は順天堂大学の副教授、中国華中科技大学同済医学院の教授を務める。(編集SN)
「人民網日本語版」2006年2月19日