日経とgooのビジネス情報サイトから8月8日に検索した情報です。
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情報満載の在日中国人大全、出版 人物録や著作など網羅--新潟大学の研究者
1996/ 12/ 17毎日新聞 夕刊p.8 534字
日本で活躍する中国人の人物録や、中国人向けの新聞・雑誌など在日中国人に関する情報を集めたデータブック「在日中国人大全」(B5判、98ページ)がこのほど出版された。日本における中国人社会のネットワークなど、興味深いデータを網羅している。
出版したのは中国湖南省出身で、新潟大大学院博士課程で中国メディアを研究している段躍中さん(38)=埼玉県川口市。段さんは北京の中国青年報の元記者。1991年8月に来日し、93年春ごろから在日中国人の研究者リストなどの作成を始めた。これを知った研究者らから「資料を発行してほしい」との声が寄せられ、出版に踏み切った。
80年代以降に来日した教授、助教授、専任講師ら約350人のリストや、在日中国人が経営する会社約110社、雑誌・新聞社・電子メディア約80社のほか、中国人が書いた日本語、中国語の著書など約500冊を網羅。また、文学賞などの受賞者や、阪神大震災で亡くなった中国人の一覧表も掲載した。
段さんは「在日中国人の活躍を広く知ってもらい、将来の中国人問題研究者に資料を残したい。多くの人に情報を寄せてもらい、さらに充実した書にしたい」と話している。定価4880円。申し込みは日本僑報社(048・268・6946、現在TEL 03-5956-2808 FAX 03-5956-2809)。【鈴木玲子】