日本僑報社から梁祝三部作を刊行したことのある梁祝文化研究所所長の渡辺明次先生は、新作『
孟姜女口承伝説集』を3月末から発売予定。
【内容紹介】
本書は、「梁祝三部作」の著者・渡辺明次氏が、留学時代に中国語教材の中で出遭った「孟姜女伝説」。そこから「孟姜女」なる女性とは、と思いを巡らし、その全貌、実相を確かめようと中国の十一省二十七地点を実地踏査した記録書。
大きく二つの部分に分かれ、第一部は中国各地にある孟姜女伝説や石碑文の翻訳、第二部は中国各地27地点、一六〇〇〇㎞に及び経巡った実地踏査の記録から構成。
中国で知らない人がいない「孟姜女伝説」の現代における全貌を可能な限り明らかにし、日本に紹介することで、更なる今後の研究段階に一歩を進める為の初歩的資料となる。
著・編・訳者略歴
渡辺 明次(わたなべ あきつぐ)、梁祝文化研究所所長。
1941年生まれ。1970年、中央大学文学部卒業。1972年より高校教諭となる。2002年に定年退職後、北京外国語大学国際交流学部(現中文学部)に留学。2006年本科を修了。北外の卒論(大学側から優秀論文賞が授与された)が、「梁祝」三部作第一弾の著書『梁山伯祝英台伝説の真実性を追う』(日中対訳版)である。これに続く第二弾として、翻訳書『小説 梁山伯と祝英台』、第三弾である『梁祝口承伝説集』が刊行されている。