日中友好協会機関誌『日本と中国』(7月15日付)に、「新華僑・新華人が暮らす街 池袋にチャイナタウン!? ~日中交流の新しい拠点へ~」と題して、池袋、
小尾羊ジャパン(
第四回「日本人の中国語作文コンクール」特別協賛)、
漢語角、
段躍中等を大きく掲載していただきました。7月1日に漢語角でインタビュー下さった
杉本記者をはじめ、関係者の皆様、ありがとうございました。
下記に、抜粋を掲載いたします。
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新華僑・新華人が暮らす街 池袋にチャイナタウン!? ~日中交流の新しい拠点へ~
…1972年以降に来日した「新華僑」「新華人」が形成した街。ここが今、新しい日中交流の場へ生まれ変わろうとしている。
14媒体発行する文化発信の基地
…中国系新聞・雑誌社の多いのも池袋の特徴のひとつ。日本で発行されている中国系媒体約50のうち、14は池袋界隈の新聞・雑誌社の発行。ここ3、4年で急増した。
月刊誌「日本僑報」編集長の段躍中さんは「昔ながらの中華街は食事をするところというイメージだが、池袋は中国文化発信の場所」と胸を張る。
食や文化、観光の新「中華街」構想
池袋の集客性を見込んで、2年前に国内2店舗目をオープンさせたのが、
小尾羊ジャパンの王明琳・代表取締役社長。王さんは「お客さんは日本人が7割、中国人3割。(店が)中日交流の場になれば」と期待を寄せる。
昨年、王さんら新華僑・新華僑華人の経営者が集まり、池袋に新しい「中華街」をつくる計画が持ち上がった。準備委員会から相談を受けた
段さんは「最終的には食や文化、観光の複合施設をめざすが、地元の協力なしでは難しい。住民に還元する姿勢が必要」と慎重だ。ただし、実現すれば、ますます多くの日本人が池袋に集まり、新しい交流が生まれる。
集いの場として定着した「漢語角」
すでに交流の場として定着しているのが、
段さんの呼びかけで昨年7月に始まった「漢語角(漢語コーナー)」。毎週日曜の午後、西池袋公園で開かれる日中交流サロンだ。中国語を話したい、中国に興味のある日本人や、中国人留学生らが集まり、テーマに応じて語りあいながら交流を深める。
無料で出入り自由。誰もが気軽に参加できるとあって、都外からやってくる人もいる。北京の「英語角」「日語角」に倣ったが
、「語学より交流の場になっている」と段さん。 埼玉県朝霞市からほぼ毎週通っているという中村洋一さん(47)は会社員。上海駐在の頃話せなかった中国語をマスターしたいと週1で語学学校へ通い、実践のために漢語角に参加している。
日中文化交流が研究テーマの早稲田大学院の留学生、趙新利さん(1年)は、「顔と顔を突き合わせて相手の意見が聞けるからすごく楽しい」と日曜日を心待ちにしている。
これは携帯投稿です。