星期日漢語角 大連特派員報告③
大連外国語大学、旅順校図書館に日本僑報社の本を寄贈
中村洋一
3月24日午後、「星期日漢語角」の大連特派員(大連外国語大学の漢学院に留学中の中村洋一)は、大連外国語大学の旅順校を訪問。図書館の編目部責任者である王琳老师、及び、同校日本語学院の薜老师に面会、日本僑報社の図書を寄贈した。(寄贈図書の内容は、別紙の通り)
また、日本に於ける「星期日漢語角」の活動を紹介すると共に、「第5回、中国人の日本語作文コンクール」について説明し、同大学の学生・教員の積極的な参加を呼びかけた。
大連外国語大学は、大連市中山区の本校舎に漢学院(中国語学習所)や付属の春柳分校(日本語学習所)等を置く他は、バスで一時間ほどの距離にあって広大な敷地を持つ、旅順校へ主力施設を移している。旅順校では、日本語学科(=日本語学院)の学生のみで約3000人が在籍しており、世界最大級の日本語学習施設となりつつある。また、近代的な図書館も128万冊と言う蔵書を誇り、各国語の蔵書も揃っている。日本からも財団や大学等を通じて、多くの書籍が寄贈されている。
大連外国語大学では、日本語でのスピーチコンテストや、日本をテーマにしたクイズ大会が催されており、その際に「第3回中国人の日本語作文コンクール」(日本僑報社刊)の一部が資料とされた事で、段躍中氏(日本僑報社編集長・日中交流研究所所長)の名も知られている。
王琳老师、薜老师、さらに今回の図書贈呈に協力して頂いた日本語学科の学生達からも、篤い感謝の言葉と、作文コンクールへの積極参加を約束された。また、日本語学科の学生達との親交を深めたこともあり、今回の旅順校訪問と図書の寄贈は、日中民間交流の行方に明るい未来を想像させるものとなった。
(写真:王琳老师、薜老师、学生達)