日本僑報社・日中交流研究所は4月1日、第五回「日本人の中国語作文コンクール」の募集要項を発表した。
現在、日本では70万人を超える中国人が在住し、約5000社の中国企業がビジネスを展開、各分野で日中の架け橋として数え切れない功績をあげている。このことから募集テーマは、「日本への中国人と中国企業の社会貢献」と「在日中国人及び中国人旅行者への手紙」の2つが設けられた。
詳細▽「日本への中国人と中国企業の社会貢献」(ノンフィクション)
このテーマはノンフィクション形式での応募とされ、中国人と中国企業がさまざまな活動を通じて日本にどのように社会貢献してきたかが内容となる。このテーマ設定の目的は2つある。
一つは、中国人と中国企業の社会貢献を発信すること。1972年の国交正常化後、日中では多くの往来があった。一例を挙げれば、日本の留学生政策のもと、多くの中国人が日本に留学し、勉学・就業・起業等を通して、日本社会に貢献してきた。また、中国に帰国した留学生たちも、日本とのきずなをいかし、中国から日本の発展に寄与している。だが、中国人や中国企業の日本への社会貢献は、両国ではあまり知られていないのが現状だ。そこで、友好の証として、コンクールを通して両国に発信し、歴史の一ページとして後世に残したいとの思いでこのテーマが設けられた。
もう一つは、応募者に中国人、中国企業の社会貢献を知ってもらうこと。応募者である日本の中国語学習者は、今後、日中の最先端に立ち、両国を結んでいく人材となる。コンクールを契機として深く中国を学んでもらい、将来の日中交流にいかしてもらおうとの願いがこのテーマ設定につながった。
▽「在日中国人及び中国人旅行者への手紙」(論説・手紙形式)
このテーマは論説・手紙形式での応募とされ、日本人の考えを中国人に伝えることがねらいとなる。在日中国人との交流の過程では、彼らの日本社会への貢献を知ったり、彼らに友情を覚えたりするだけではなく、彼らの問題点を感じることもあるだろう。また来日する中国人旅行者の数はますます増加すると思われる。彼らに対する率直な提言を発信してもらい、日中相互理解を深めることが、このテーマの目的だ。
▽「日本人の中国語作文コンクール」について
日本僑報社・日中交流研究所主催の「日本人の中国語作文コンクール」は、日中交流・相互理解の促進をねらいに、2005年から毎年開催されてきた。加藤紘一・衆議院議員(日中友好協会会長)と井頓泉・中国日本友好協会副会長が顧問を務める。
これまでに刊行した日中対訳版の受賞作品集「我們永遠是朋友(わたしたちはずっとともだち)」(第一回)、「女児陪我去留学(娘を連れての中国留学)」(第ニ回)、「寄語奥運 寄語中国(北京オリンピックと中国に寄せて)」(第三回)は、いずれも市井の人々のまなざしを反映し、日中相互理解の一端を担うとして好評を博している。
第四回コンクールは、日本僑報社・日中交流研究所主催、中国国家漢語国際普及指導グループ弁公室、中国駐日本大使館、人民日報社人民網、並びに日中友好7団体等から後援、小尾羊ジャパン株式会社から特別協賛を受け、2008年4月から実施。2009年3月に受賞作品「我所知道的中国人(私の知っている中国人)」を刊行し、最優秀賞の「中国大使賞」の他、学生・社会人の部でそれぞれ一等賞(4人)、2等賞(10人)、3等賞(20人)を授与した。
「人民網日本語版」2009年4月3日