日 時: 2009年11月28日(土)
午後1時30分~4時30分
場 所: 東京芸術劇場 小会議室1(5階)
演 題: 「入国管理行政から見える在日中国人の実態」
-----日中相互誤解の構造を考える
講 師: 千葉 明[法務省入国管理局登録管理官]
司 会: 段 躍 中(日本僑報社・日中交流研究所)
会 費: 一人 ¥1,000 (当日・茶菓子代)
申込先: info@hunan.jp
◆講演概要
「広い、だけど狭い」「古い、だけど新しい」「豊か、だけど貧しい」
・・・中国についてのイメージはとかく錯綜する。それだけに、日本人
の対中イメージは混乱し、「毒入り餃子」事件から覚めやらない嫌中感
情がうずまく。
ドラゴン・スレイヤー(蛟竜を屠殺する者)に迎合して嫌中を叫ぶか、
パンダ・ハガー(熊猫を抱擁する者)に甘んじて友好を唱えるかで迷っ
ている間にも、毎年新たに4万人の中国人が生活の本拠を求めて海を渡
り、日本に住み着いている。
日本に住む65万人の中国人はどんな人たちか。どこから来て、何を
しているのか。日中両国の意外な歴史的結びつきが、在留外国人統計の
数字の海から浮かび上がる。
さらに、帰化を選んだ中国系日本人たちが、衆議院選挙でどんな行動
に出たかを分析しつつ、日本に誇りと自信を持ち、また日中友好に命を
かけた宮崎滔天や梅屋庄吉の勇気を自分のものとする方策を、ともに考
えて行く。
■講師の略歴■
千葉明(ちば あきら) 1959年テヘラン生まれ。東京大学法学部卒業
後、1984年外務省に入省し、北京大学、カリフォルニア大学バークレー校
(修士)で研修後、在中国日本大使館二等書記官、外務省経済協力局、在
ジュネーブ代表部、在中国日本大使館参事官、外務省国際報道官等を経て、
2008年より法務省入国管理局登録管理官。北京では、仕事の合間に中国の
青年に合気道を指導。日中翻訳学院講師。日本湖南友好使者第一号。
著書は「日中体験的相互誤解」(日中対訳版)http://duan.jp/item/014.html
訳書は「何たって高三!僕らの中国受験戦争」http://duan.jp/item/026.html
◆講師著書『日中体験的相互誤解』内容紹介
合計八年を超える中国滞在を含む中国との関わり合いの中から垣間見た、
日中相互誤解の現場。日本とドイツの歴史問題への対応がなぜ異なるのか、
日本は謝罪していないのか、神道はどのように誤解されているのかといった
問題を、身近な体験から説き起こしつつ、日中の根深い発想法の違いに迫る。
互いに自分の基準を押しつけ合うことを控え、感情に流されない冷静な意見
交換を提唱する、現場からの問題提起。
【目次】
一.ソニー・エクスプローラ・サイエンスで
二.誤解の多い日本とドイツの違い
三.日本は謝罪している
四.発想法の強い影響
五.日本軍国主義復活はない
六.真実は作られる
七.靖国に位牌はない
八.戦争をどう理解するか
九.加害者意識はそんなに持ちにくいのか
十.なぜ自分の基準を一方的に相手に押しつけるのか
十一.冷静な意見交換へ
十二.「麦と兵隊」の村で
■会場のご案内■
東京芸術劇場 小会議室1(5階)
東京都豊島区西池袋1丁目8番1号(池袋駅西口2分)
TEL 03-5391-2111
http://www.geigeki.jp/
主催:滔天会
世話人代表:宮崎蕗苳
〒171-0021 東京都豊島区西池袋2-15-16
電話:03-3971-0834
申込先: info@hunan.jp