平沼氏の「日本人じゃない」発言、大陸・台湾でも報じられる
【政治ニュース】 Y! V 2010/01/19(火) 15:22
http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2010&d=0119&f=politics_0119_007.shtml
平沼赳夫元経済産業大臣による蓮舫参院議員に対する批判発言が日本国内で大きな波紋を呼んでいるが、大陸や台湾メディアもこの件について報じている。
大陸では中国新聞社が関連記事を掲載し、多くのメディアが転載している。記事では、平沼氏が民主党政権による「事業仕分け」を批判した際に、スーパーコンピューター開発に対する蓮舫氏の発言が「極めて不謹慎である」とし、「言いたくはないが、もともと日本人ではない」「キャンペーンガールが日本国籍を取得して国会議員になり、事業仕分けでああだこうだ言うというのは良い政治と言えるのか」と発言したことや、その後の「差別的な意味はない」という発言について紹介した。
また、蓮舫氏のプロフィールについても紹介したほか、平沼氏の経歴も掲載している。その中で「日本の政界を代表する右翼」「一貫して台湾独立を支持」「首相の靖国神社参拝を賛成」「『慰安婦』は商業行為」「中国記念館の『誤った写真』の撤去を求める議員の会会長を務めている」といった情報も合わせて掲載しており、この点は台湾メディアとは大きく異なる。
なお、中国新聞社の記事は「国務院僑務弁公室」のウェブページにも転載されている。
一方、台湾では政府系メディアの中央社(CNA)が平沼氏に「そのような発言」があったとして、蓮舫氏のプロフィールを紹介したほか、中国時報では平沼氏が永住権取得者に外国人地方参政権を与えることに反対しており、以前に「参政権が欲しいなら日本国籍を取得すれば良い」と発言したことを紹介、今回の発言で「帰化者に対しても不満を持っていることが分かった」と分析している。また、「帰化者に失礼だ」「女性差別だ」「発言を撤回すべき」という意見がネット上で多く出ていることも合わせて紹介している。
台湾のネット上では、「王貞治は中華民国の身分証を持っているのに日本の政治家は誰もそのことを言わないじゃないか」などといったコメントが見られた。(編集担当:柳川俊之)