王毅中国駐日特命全権大使は、6月29日午後、大使公邸において、『大陸逍遙』著者で、TBS外信部長の岩城浩幸氏及び共著者岩城敦子夫人と会見した。
岩城浩幸・岩城敦子夫妻は、TBSの特派員として、1991年~95年に北京に駐在し、その間、俳句と随筆で、中国での見聞を記録した。それをもとにした、俳句・随筆集、『大陸逍遙』が今年、日中両国で同時出版され(日本語版は日本僑報社から、中国語版は五洲伝播出版社から)、話題になっている。同書の抜粋は、北京のタウン情報誌、『北京WALKER』6月から、6回予定で連載されている。
王毅大使は、岩城浩幸さん夫妻の著書を手にとって、頁を繰った後、このような出版は、日中両国民の相互理解促進に、大変有意義な活動であると評価した。また、氏の中国報道におけるこれまでの業績を高く評価するとともに、今後も引き続き、中国の本当の姿を日本の視聴者に紹介されることを期待する、と話した。
岩城浩幸氏(酩酊散人)は、1956年東京都生まれ、78年早稲田大学政治経済学部政治学科卒業、同年 東京放送(TBS)入社、報道局社会部、政治部、外信部、編集部を経て、91年から95年まで北京支局長。帰国後、外信部デスク、JNNニュース編集長、「JNN報道特集」キャスターを経て、現在は外信部長兼解説委員。
夫人の岩城敦子氏(晴雨)は、1958年茨城県生まれ、81年国立音楽大学教育音楽科卒業。
報道担当参事官の黄星原氏、大使秘書の楊宇氏、『大陸逍遙』日本語版の出版元である日本僑報社編集長段躍中も同席した。
by段躍中(無断転載禁止)