戦後60周年にスタートしました日中両国語の作文コンクールは、多くの方々のご協力により順調に展開しています。「
中国人の日本語作文コンクール」につきましては、6月25日を以て受け付けを締め切りましたが、合計85の大学から1890本もの作文をお寄せいただきました。この場を借りて関係者の皆様に深くお礼を申し上げます。
一方で、「
日本人の中国語作文コンクール」の応募数が大変少ないことが気がかりです。本日現在、計9本しか寄せられていません。締め切りは7月30日ですが、目標とする応募総数100本に到達できるかどうか非常に心配しています。
なぜ日本人の中国語作文が少ないかについて反省しています。
まずは準備不足です。中国人の日本語作文コンクールと合わせるため、急いでこの史上初のプロジェクトを立ち上げました。
二番目は組織力が中国国内に及ばなかったことです。日本国内80大学の中国語学科に案内とお願いを発送しましたが、4年生でも難しいと言われました。中国の大学では、レベルにかかわらず、学生に書かせてくださったことに助けられました。
三番目はマスコミが協力してくれなかったことです。全ての全国紙、通信社、テレビ放送局に案内文をFAX、メール、あらゆる手段を使って送信しましたが、紙面に取り上げてくれたのは、毎日新聞(自分の投書)、日経新聞(短い案内)、共同通信社(中国語ホームページ)だけでした。最も期待していた朝日新聞は、二人の記者が取材してくれましたが、二ヶ月以上経った現在でも紙面に登場することができていないところです。とても残念に思っています。在日中国人メディア及び掲載してくださいました各紙・誌に改めてお礼を申し上げます。
民間交流が大変難しい、私のような「小人物」は本当にバカです。と独立宣言したばかりの私は身を以て感じています。日本人の中国語作文は何本応募があるか分かりませんが、この初めての試みは貴重な経験として今度のコンクールに役に立ちたいと思います。
最後まで頑張りますので、皆さんの引き続きのご支援を心からお願い申し上げます。特にマスコミ関係者の皆さんに、ぜひ取り上げてくださいますよう再度お願い致します。
段躍中@2005.7.6午後3時38分(日本僑報電子週刊第489号より転載)