侵略戦争の実相を語る
―戦争の実相を語らないことには、戦争の本当の姿は理解されない―
日 時 2011年1月29日(土)午後1時30分 開演(午後1時15分開場)
場 所 弁天町市民学習センター 講堂
大阪市港区弁天1-2-2-700 (オーク2番街7階)
地下鉄 中央線「弁天町駅」西口2A出口より徒歩3分
連絡通路を通り、中央エレベータで7階
JR 環状線「弁天町駅」北口より徒歩3分
TEL 06-6577-1430
内 容 1)須子達也さんの戦争加害体験を聞く
須子達也さんのプロフィール
1921年 山口県で生まれる
1942年 日本軍に召集され上海に駆り出される
1945年 シベリアに抑留される
1950年 中国の撫順戦犯管理所に送られる
1956年 中国軍事法廷の寛大処分により不起訴
処分で日本に戻る
2)関西支部活動報告 ほか
参加費 ¥1,000(高校生以下は無料)
侵略戦争を「聖戦」と教え込まれた須子さんは、1942年二十歳のとき、
中国への侵略戦争に駆り出されました。須子さんは、数人の日本兵とともに
部隊移動のとき荷物を運ばせた中国人を、用が無くなったと銃底で殴打して
殺しました。また、農村を襲撃したとき、家から飛び出した中国人を後ろから
銃殺しました。敗戦後、須子さんは戦犯として撫順戦犯管理所に収容され、
そこで自分たちの行ったことを見つめなおし、その行為が殺人という犯罪で
あったことに目覚めました。それ以後、須子さんは、中国の人々に対する心から
のお詫びの気持ちを忘れず、戦争反対の意志を貫いてきました。
須子さんは、戦争の実相を語らないことには、戦争の本当の姿は理解されない、
戦争に反対する本当の気持ちが生まれないとして、中国で行った自らの加害行為
を証言され、「戦争とは自分の手で人を殺すことである。二度と戦争をしては
ならない」と、私たちに訴えておられます。
戦争加害者の実体験を聞かせていただき、私たちも戦争反対の意思をより強固
なものにしていきたいと思います。皆さんのご参加をお願いします。
■主催:中国帰還者連絡会の事業と精神を受け継ぐ 撫順の奇蹟を受け継ぐ会 関西支部
〒 533-8799 大阪市東淀川郵便局私書箱17号 電子メール:uketugu@kansai.email.ne.jp