3月11日に発生した東日本大震災の犠牲者と被災者にたいして、世界各国からも深い哀悼の意と温かい救援が続々と届けられています。
小生の許にもいち早く中国、韓国から一斉にお見舞いと激励のメールや電話をいただきました。その多くは、お見舞いの言葉のあとに「(東日本大震災をとおして)中国と日本の間が近くなった気がします。共に乗り越えていきましょう」 と書かれていて、強い連帯感が示されて
います。
そんな折にふと目に留まった記事がありました。中国の「重慶市長が21日に駐重慶日本総領事館へ赴き、黙祷し、哀悼の意を表した。行方不明者の無事を祈り、災害が早く過去のものとなり、日本が再建作業を一日も早くスタートできるように願っていると述べた。」という記事です。
重慶といえば、かつて日本軍が1938年から1943年までの約5年半にわたって重慶の一般住民の無差別殺戮を狙った戦略爆撃を行った地です。
記事は続けて、重慶市長が「2008年に四川大地震を経験した重慶市民は、今回の震災を日本人と同じ気持ちで受け止めている。日本の人々と日本政府が震災中に見せた強さや秩序ある行動に対して敬意を表します」「要請があれば、救援機材や物資調達で最大限の努力を尽くし援助したい」との意向を示した、と伝えています。
福岡県
鈴木太郎