
在日中国人材料・計算機シミュレーション技術者、辛平博士は東芝セラミックス(株)の定例人事発表で部長級職に昇進しました。東芝セラミックスは高付加価値材料・部品をコアとしたソリューション・プロバイダとして東芝グループの一翼を担っています。
辛平博士は東京大学より工学博士を授けた後、東芝セラミックスに入社、今年は13年目に迎えたところです。入社当初の係長クラスから、6年前の課長クラスを経て、日本企業の上層管理層の開発研究所部長クラスに昇進した経過となりました。
近年厳しい日本経済環境の中で、日本人社員の昇進も遅れがちの大手企業では、外国人社員とした辛平博士は日本社会に溶け込んで、日本人社員と同様な基準で厳しく個人の言動を律し、強靱な努力を尽くして、会社から好評を受けたと察しています。
また、辛平博士は在日中国人技術専門家として、日中間の交流及び交流推進に尽力されています。去年、国連及び中国科技部より海外技術専門家として表彰されました(日本僑報電子週刊第396号2004年6月2日付け)。今年、清華大学新型セラミックスと精細プロセス国家重点実験室の客員教授として、共同研究・開発を展開し、今年3月に清華大学の大学及び大学院の教育と研究に資する趣旨で、東芝セラミックス製の半導体材料及び半導体製造用先端材料の展示品(約1000万円相当)を清華大学に寄贈しました(日本僑報電子週刊報第467号2005年3月30日付け)。
辛平博士今後益々のご活躍とご発展を心からお祈りいたします。辛さん、おめでとうございます!
写真は中国・科技部主催する科技交流会で招待講演をなさっている辛平博士。