1月20日、観光経済新聞社が主催する「2011年度の人気温泉旅館ホテル250選」の認定証授与式が東京の浅草ビューホテルで、旅行業界関係者700人が参加して行われた。投票したのは、全国の大手、中堅旅行社、JR、航空会社の社員で、延べ1万3千857人が回答を寄せ、獲得投票数に従って、250社が選出された。
また同時に行われた第25回「にっぽんの温泉100選」コンテストで9年連続トップの投票を得た群馬県草津温泉の表彰式が行われ、賞状を受けた草津町の黒岩信忠町長は挨拶で「東日本大震災の混乱で一時は客足が遠のき、営業を見送るところが少なくない状況に追い込まれたが、いまはようやく回復した。9年連続でトップを守れたのは励みになる」と述べた。2位は前年に3位だった大分県湯布院、3位は前年2位だった北海道登別で、順位が入れ替わった
表彰式の後のパーティ-では、親中国派で過去に運輸大臣を務め、現在、財団法人全国旅行業協会会長を務める二階俊博衆議院議員が、今年国交正常化40周年を迎える日中関係についてとくに触れ、「中国からの旅行者が増え、日本からも中国へ多くの人が出掛けるよう願っている」と期待を述べた。パーティーには政府の溝畑観光庁長官も出席した。