旧闻新录。7年多前的2004年12月24日,朝日新闻一版著名栏目《天声人语》介绍了一本书,这本书是中国大学生共同执笔写成的,很是感人。今天偶然找到了介绍这本书的专栏文章,送给正在学习日语的童鞋们。
中国の女子大生の作文である。離婚した父と平穏に暮らしていたが、15歳のとき、父が日本人女性と再婚した。
結婚式の日には、シロという犬を連れて家出した。「母と言いたくなければおばと呼んでもいい」と父は言ったが、冷たく拒否した。継母には自分の持ち物やシロに触れさせなかった。
音楽学院の入試をひかえて大病にかかり入院した。継母は自分の血を輸血してくれた。意識が回復し、疲れた笑顔の彼女を見て心が大きく動いた。音楽学院に行くとき、シロの世話を彼女に託した。継母は涙を流した。冬休みに帰ったら、お母さんと呼ぼうと心に決めた。
冬休みに帰宅しても「お母さん」はいなかった。シロを連れて娘を迎えに出たとき、急に走り出したシロを追いかけ、車にはねられて亡くなった。残された日記には、その日を楽しみにしていたことが書かれていた。「お母さんの遺志を引き継いで中日のかけ橋になりますよ」と作文は結ぶ。
大森和夫・弘子編著『「中国の大学生」発 日本語メッセージ』(日本僑報社)に収められた一編だ。中国で日本語を学ぶことには、困難も伴う。反日感情がくすぶっている。「反日」を増幅する事件もしばしば起きる。しかし、現実の日本人や日本文化に接することによって「反日」を克服していくさまを描く作文が多い。先の女子大生の物語は、象徴的な例だ。
「中国に親しみを感じる日本人が激減している」という調査結果が先日、報じられた。作文集を読みながら、草の根の相互交流がいかに大切か、を改めて痛感する。(2004年12月24日付けの朝日新聞一面より)