唐家せん会長と武吉先生らの記念写真。段躍中撮影
4月25日午後、東京訪問中の中日友好協会会長唐家せん(とう・かせん)氏は、日中友好七団体による歓迎レセプションの席で、翻訳家武吉次朗日中翻訳学院教授と会談し、日本僑報社が創立した日中翻訳学院は、日中友好の発展に対し非常に有意義だと述べた。
さらに、唐家せん氏は「日中翻訳者協会」とのタイトルを揮毫し、今後も日中友好に大いに貢献するよう日本僑報社を激励した。
歓迎レセプションでは、武吉次朗教授が翻訳した「中日友好随想録」(元中日友好協会会長孫平化著)の日本語版が発表された。80歳と高齢な武吉次朗教授は80万字の中国語原稿をわずか八ヶ月で翻訳し、日本語版は出版社および孫平化氏のご家族より称賛された。孫平化氏のご息女で著名な翻訳家の孫暁燕氏は後書きに「日中翻訳学院の武吉塾は人材済済である」と賛辞を送った。そして、本書の扉に「感謝日中翻訳学院」としたためた。
2008年日中翻訳学院を創立した日本僑報社は、多数の優秀な翻訳家を育成し、各界から好評を得ている。また、日中国交正常化40年の記念に、両国翻訳者の活発な交流の促進と翻訳者により多くのチャンスを与えるため、今年「日中翻訳者協会」を設立した。
これまで日本僑報社が出版した本は200冊を超え、日本人訳者も300人以上という。その中の武吉氏のロングセラー「日中中日翻訳必携」は多くの訳者から認められ活用されている。同社は今、中文和訳及び和文中訳事業の人材のデータベース作成に積極的に取り組み、日中中日翻訳フォーラム、日中翻訳者メールマガジンなどの企画を練っている。
日本僑報社段躍中編集長は、「唐家せん氏の自筆サインは日中翻訳事業および翻訳従業者への励みとなり、氏のご期待を無駄にしないよう、今後も人材の育成、本の出版など日中交流事業に積極的に取り組み、日中友好に貢献できるように努力し続ける」と意欲を示した。