●執筆者紹介
はじめに 段躍中
序文「巨龍のヒゲと全体像――中国報道の陥穽」藤野彰
【第一章 政治都市・北京にて】
「中国」と「中国人」 坂尻信義
「反日」報道のジレンマ 成沢健一
歴史想像力に可能性 塩沢英一
中国との多角的かつ立体的な関係構築を 山本勲
(山本勲インタビュー)二度と戦争をしてはいけない
【第二章 映像取材の現場】
反日デモの渦の中で考えたこと 井上洋一
日中関係の最悪期に中国を取材して 奥谷龍太
映像の現場取材とは 青木俊憲
【第三章 多様な視座から】
中国に傾斜するアメリカ 服部健司
ゾウの尻尾 白石徹
「筆禍記者」と過ごした上海での一か月 加藤隆則
内と外から見る中国、そして日本 鈴木玲子
香港を通して見る中国 吉田建一
【第四章 問われる中国報道】
中国経済はちゃんと伝わっているか 江上志朗
中国人にも読まれる中国報道を 陳言・斉藤淳子
(コラム)往来のある架け橋 魯諍
【第五章 提言】
外交官が見た日中メディア 瀬野清水
「相応しい」という言葉の真意 意蔡成平
(コメント)日中誤解に「情報の非対称性」 松野豊
高倉健と日本鬼子 佐藤千歳
編集後記