日本僑報社8月5日の発表によると、反戦平和シリーズ最新刊である『ところてんの歌』(日中対訳版)は、8月15日から発売される。
本書の内容紹介は以下の通りである。
世界は、「死ぬも地獄、生きるも地獄の核戦争の不幸」を、三度繰り返さない覚悟を! 大地を砕く原子爆弾の衝撃の中、病気の母親のために買い求めたところてんが入ったアルミのボウルを、死んでも手放さなかった少女! 戦地のアジアから無事帰還した少女の父親は、全ての家族を奪われた悲しみと自分がアジアの人びとの幸せを奪った後悔に苛まれながら、核に汚された長崎の地で生きなければならなかった!
著者及び訳者については以下記の通りである。
鶴 文乃(つる ふみの) 1941年、長崎市生まれ。 1945年8月9日、長崎原爆投下により、父と長兄が犠牲となる。 私立高校教師、民間放送局(福岡市)に勤務。 結婚後、タイ国、フランスに滞在。 帰国後、長崎に拘って執筆活動を始める。タイ国、フランス滞在記のほか、小説「長崎の女(ひと)」-中央出版社(現サンパウロ)「明日が来なかった子どもたち」-サンパウロ、「1945年 夏 長崎、それから」-角川学芸出版など多数。「ばってんネットワークー平和のメッセージを長崎から」を15年間、世界20カ国へ発信。「平和の鐘・一振り運動」(http://peacebell.net/)を国内外に展開。 毎年、「広島、長崎、福島を伝える朗読とミニコンサート」を実施中。 2000年、第6回、平和・協同ジャーナリスト基金奨励賞受賞。 日本ペンクラブ会員、IWA(国際的作家とアーチスト協会)会員、ルクセンブルグ大公国「平和の谷」後援会委員。
大隈 博(中国語訳者) 1968年12月生まれ。 茨城大学、学習院大学大学院にて、古代中国史を専攻。 大学在学中に、中国の北京師範大学へ語学留学。 「ところてんの歌」の中国語訳に取り組む。
http://duan.jp/item/175.html