日本僑報社が主催する「中国人の日本語作文コンクール」や同社の特徴的な出版物が「読売新聞」9月22日付朝刊の文化特集ページ「ポップスタイル・クール」で大きく取り上げられた。
特集のテーマは「中韓で翻訳本パワー」。
それによれば現在、日本人著者の書いた歴史ものの全集や、文化に関わるノンフィクションの翻訳が中国、韓国などで人気だという。
記事の中で、日本僑報社の段躍中編集長は「中国の若者の間での日本のサブカルチャーの影響力を思い知った」と語り、10回目となる今年の日本語作文コンクールのテーマの1つを「ACG(アニメ・コミック・ゲーム)と私」にしたことなどを強調。
また「飜訳本パワー」に関する同社の飜訳書籍として、中国の大学受験生たちを描いたベストセラー小説『何たって高三! 僕らの中国受験戦争』http://duan.jp/item/026.html 、不倫や老いらくの恋などの人間模様を描いた現代小説『新結婚時代』http://duan.jp/item/150.html などが紹介された。
さらに日本語作文コンクール作品集として昨年第9回の『中国人の心を動かした「日本力」』http://duan.jp/item/163.html 、同社が日本の書籍の版権を取り次ぎ、中国で出版する仲立ちを務めた『私が総理になったなら 若き日本のリーダーたち』(2004年に中国で飜訳・出版)なども取り上げられた。
段編集長はこうした現状を踏まえて「中国社会は大きく変化を遂げており、日本人と中国人の関心事が重なるケースが多くなってきている」などと語っている。