11月5日に配信された日本僑報電子週刊第1157号に、段躍中の署名記事「「中国から帰国した日本語教師の会」(仮称)準備会が発足」が掲載されました。
全文は下記の通りです。
先日、埼玉在住の女性から問い合わせの電話があった。
中国で5年間日本語を教えたという元日本語教師で、中国の教え子たちの就職支援をしているという。
帰国した今も教え子たちを熱心にサポートしていることを知り、大変に感銘を受けた。その際に、就職支援に役立つような各種情報を提供するとともに、「中国から帰国した日本語教師の会」(仮称)を作ってはどうか?と思いついた。
日本僑報社・日中交流研究所が2005年に第1回「中国人の日本語作文コンクール」を主催して、今年で10年。
この間、多くの日本語教師たちにコンクールの開催を応援していただいた。知り合いの先生だけでもすでに10人ほどが帰国され、今も教え子たちの活躍を熱心に支援している。このような中国から帰国した日本語教師のネットワークができたら、情報交換や相互協力の面でも大いに役立つのではないか?と考えている。
今年の第10回「中国人の日本語作文コンクール」の表彰式は12月12日、中国・北京の日本大使館で開催することが決まっている。
日本語教師の皆さんには、ぜひその時にでもネットワークの発足を呼びかけたい。
「中国から帰国した日本語教師の会」、あるいは「帰国日本語教師ネットワーク」を発足すれば、日本語教師が活躍の場をともに考え、中国での体験をより多くの人に知ってもらい、教え子たちの活動情報を共有し、日中交流にさらに貢献できることだろう。
前述した埼玉在住の元日本語教師はその後、弊社を訪問され、ネットワーク作りについてともに具体的に話し合った。
その結果、早速発足準備会を立ち上げて、事務局を日本僑報社(東京・西池袋)に置くこととした。
ネットワークは、帰国した日本語教師により中国での教育・生活経験をまとめた出版物を制作する、交流会やシンポジウムを企画し実施する――などを活動目標にして、これから発足準備に入りたいと考えている。
多くの皆さんにこのアイデアに賛同いただき、帰国した日本語教師ら関係者にはぜひご参加いただきたいと思う。
※日本僑報電子週刊http://www.mag2.com/m/0000005117.html