「中国人の日本語作文コンクール」は、今年、第十回目の節目の年を迎えました。
同コンクールはこの十年で、日本語を学ぶ中国人たちにとって実力を発揮する絶好の場となり、また、自らの日本語能力に誇りをもつきっかけを与える存在となり、過去の入賞者には、現在、日中交流の最前線で活躍している人も多くいます。
今年もコンクールには、両国関係の悪化など物ともせず、史上最多の四一三三作が寄せられたとのことです。
今回のテーマは「ACG(アニメ・コミック・ゲーム)と私」、「公共マナーと中国人」の二つで、柔剛両方の内容からは、今の中国の若者たちの嗜好や考え方が垣間見ることができたような気がします。
日本の皆さんには、この作品集から、中国にこれほど多くの〝知日派〟がいることを知っていただくと同時に、外国から見た日本の素晴らしさを知り、祖国と祖国の文化に誇りをもっていただきたいと思います。
そして、ぜひ周りの方にも作品集をご推薦いただき、この素晴らしい事実を広めてもらいたいとも思います。
―石川先生の推薦の言葉より