
12月14日付けのデジタル版です、ありがとうございます。全文はここですhttp://mainichi.jp/feature/news/20141214mog00m030007000c.html
中国人の若者が日中関係などについて思いをつづる「中国人の日本語作文コンクール」(日本僑報社・日中交流研究所主催)の表彰式とスピーチ大会が12日、北京の日本大使館で開かれた。日中の政治関係が不安定な中でも過去最高の196校(中学、高校、専門学校、大学)から4133件の応募があり、中国国内での日本への関心の高さが示された。
コンクールは、日本語を学ぶ中国人の大学生を中心に作品を募集している。2005年から始まり、今回は10回目の節目となった。審査の結果、東華大学(上海)の姚儷瑾(よう・れいきん)さんの「ACGと日中関係」が最優秀賞の日本大使賞に選ばれた。
「ACG」は「アニメ、コミック、ゲーム」の英語の頭文字で、姚さんは、ACGファンの集まるウェブサイトを通じた日本人との交流について紹介。「ACGがきっかけで日本人と交流できることには驚き、日本人の中にも中国に好意を寄せている人がいることが分かった。互いに好きなアニメについて話し合っていると、さまざまな共通点が見つかった」「好きなACGについて話し合いながら、相手国の姿を確認し合う、これは新たな文化交流の形になるかもしれません」などとつづった。