
日本のアニメテーマに中国の学生が作文披露
12月12日 22時35分http://www3.nhk.or.jp/news/html/20141212/k10013935321000.html
中国で日本語を学ぶ学生が日本のアニメや漫画をテーマにした作文を披露する催しが北京で開かれ、学生たちは「アニメや漫画は、友情や勇気、平和の大切さを教えてくれた」などと熱く語っていました。
中国では毎年、東京に拠点を置く出版社が中国人の学生を対象に日本語の作文コンクールを行っていて、ことしは、日本のアニメや漫画などをテーマに募集し、各地から4000点余りが寄せられました。
12日は北京で、入賞者の授賞式が行われ、このうち上位の5人が作文を暗記してスピーチしました。
このうち、山東省の大学に通う陳謙さんは「漫画の主人公の生き方から友情や勇気を学び、自立した人になりたいと思った。幼少の頃と変わらず今も日本のアニメや漫画に夢中で、先生や親友のような存在だ」などと語りました。
また最優秀賞を受賞した上海の大学に通う姚儷瑾さんは「立場の違いによって幼なじみどうしが戦うアニメの物語を通して戦争による傷の深さを学んだ。日中関係は冷え込んでいるが心から平和を願います」と語りました。
授章式のあと姚さんは、「アニメなどを通した若者どうしの交流を増やして日中関係の改善ができるかが、私たちにとっての課題だと思う」などと話していました。
入賞した作文は本にまとめられ、日本でも出版されるということです。