
日本の図書館を代表する総合的な全国組織、公益社団法人日本図書館協会からの通知によると、日本僑報社刊、日中経済発信力プロジェクト編の『日中関係は本当に最悪なのか―政治対立下の経済発信力』が1月14日、「日本図書館協会選定図書」に選ばれた。これは、同選定図書に選ばれた小社書籍の10冊目となった。
選定図書とは、日本図書館協会より任命された各専門分野の選定委員約50人が、新刊本1冊1冊に目を通し、公共図書館・学校図書館・読書施設の蔵書に適している本として選択した書籍のこと。
選定図書に選ばれると、図書情報紙『選定図書速報』や書評専門紙『週刊読書人』により全国各地の図書館施設に周知され、その施設での選書などに役立てられる。
『日中関係は本当に最悪なのか』は、2013年9月に刊行された『日中対立を超える「発信力」―中国報道最前線 総局長・特派員たちの声―』(日本僑報社、日本図書館協会選定図書)の第2弾となる「経済編」。
中国でビジネスにかかわる日中の経済人ら約30人が、巨大市場・中国を舞台に、必死に生き残りの道を模索しつつ、現地にしっかりと根を張る日系企業の姿を描く。それは日中ビジネスの実像に迫る生の声であり、両国の相互理解を、経済をはじめとする民間を通じて深めるための格好の最新リポートとなっている。
なお、これまでに日本図書館協会の選定図書に指定された小社書籍は、以下の9冊がある。とくに2014年には1年間に3冊の書籍が選ばれた。
○ 李大同著『「氷点」停刊の舞台裏』 http://duan.jp/item/037.html
○ 佐藤公彦著『「氷点」事件と歴史教科書論争』 http://duan.jp/item/052.html
○ 劉徳有著『わが人生の日本語』 http://duan.jp/item/039.html
○ 林佑一著『日中外交交流回想録』 http://duan.jp/item/082.html
○ 袁偉時著『新版 中国の歴史教科書問題』 http://duan.jp/item/141.html
○ 段躍中編『日中対立を超える「発信力」』 http://duan.jp/item/158.html
○ 冨田昌宏著『日本の「仕事の鬼」と中国の<酒鬼> 』 http://duan.jp/item/165.html
○ 関口知宏著『「ことづくりの国」日本へ』 http://duan.jp/item/173.html
○ 陳雨露著『人民元読本』 http://duan.jp/item/147.html
※ 日本図書館協会選定図書一覧 http://jp.duan.jp/sentei.html