編集委員五味洋治記者のお陰です、ありがとうございます。より多くの方に読んで戴くため、転載させて戴きます。今後ともよろしくお願い申し上げます。
ACGを通じて日中相互理解を 上海・東華大学の姚儷瑾さん
日本語を学ぶ中国人学生の励みに、と行われている「第十回中国人の日本語作文コンクール」(日本僑報社主催)で最優秀賞に選ばれた東華大学(上海)の姚儷瑾(ようれいきん)さんが今月、副賞として日本を訪れた。今回は、中国全土から過去最高となる四千百三十三点の応募があった。
作品の題は「ACGと日中関係」。ACGは、アニメ、コミック、ゲームを示す略語で、中国では誰でも知っている。アニメのファンサイトを通じて日本人の友達と交流した経緯を通じ、「今の日中関係悪化の原因には、双方の理解不足がある。ACGには誤解を解く力が秘められている」と日中間の文化交流の大切さを訴えた。
初めて日本に来た姚さんは「街がとても清潔」と印象を語り、東京都内の秋葉原や原宿などを訪問、「友達から頼まれた日本の化粧品をたくさん買って帰ります」と話した。
姚さんらの作品は日本僑報社から「『御宅』と呼ばれても」というタイトルで出版された。 (五味洋治)