中国語が上級に達すると、どうすればもっと上達できるのかよくわからなくなる方はたくさんいらっしゃいます。「市販の一番難しい教科書を学習しても中国語の小説をすらすら読むことができない」、「通っている中国語学校の最上級クラスに通っても自分の中国語に自信が持てない」、「将来中国語を生かした仕事がしたいが、プロとして堪える能力があるだろうか……」。
そんな「迷える上級者」を生み出す要因に、上級中国語の学習環境の少なさが上げられます。実際、英検1級合格率が10%前後なのに対し中検1級合格率は3%ほどにとどまっています。もちろん検定自体の難易度の影響もありますから一概に論ずることはできませんが、上級中国語の学習環境が英語のそれと比べて整っていないということは確かでしょう。
そのような状況のなか、より多くの優れた日中翻訳人材を育てるため2008年に日中翻訳学院は設立されました。「迷える上級者」がより中国語能力を進歩させることができる環境が整っています。現在HSK6級・中国語検定2級ほどの能力の方からすでにプロの翻訳家として活躍されている方まで、より高度な翻訳能力を獲得するために当学院で学ばれています。講座は通信制ですので日中お仕事をされている方、地方に在住の方も受講可能です。また、修了生には日本橋報社の翻訳人材データバンクへの無料登録の特典があり、プロとして活躍されている方もいらっしゃいます。
現在4月開講の中文和訳「武吉塾」と日文中訳「薛塾」が受講生を募集しています。
「武吉塾」の指導講師は、『日中中日 翻訳必携・実戦編』(日本僑報社刊)などのロングセラーで知られる翻訳家の武吉次朗氏。
「薛塾」の指導教師は、中国西北大学の現役の準教授である薛紅玲氏。11年間の日本滞在歴があり、上場企業の上場資料翻訳などの仕事を経て、中国の大学で長年「翻訳理論とその実践」という講義に取り組んでおられます。
「武吉塾」では毎週、課題文を受講者にメールで送り、受講者は2週間後に訳文を講師あてメールで提出します。講師は丁寧に添削したものを各受講者あてに郵送するとともに、参考訳文と講評をメールで送付します。これを14回くり返し、最終回はスクーリングを計画しています。受講者には修了証書を授与します。
第十四期の訳文提出日は、4月7日、14日、21日、28日、5月12日、19日、26日、6月2日、9日、16日、23日、30日、7月7日、14日。8月の土曜日にスクーリング。
以上15回とします。スクーリングに参加できない方には別途特別課題を用意します。
「薛塾」では毎週、課題文を受講者にメールで送り、受講者は2週間以内に訳文を講師へメールで送り返します。講師は丁寧に添削したものを各受講者宛てに郵送(メール)するとともに、参考訳文と講評をメールで送ります。これを10回くり返し、受講者には修了証書をお渡しします。
例として第1回と第2回の課題文を掲載します。第四期の一回目の課題文発送は4月6日(以後毎週月曜日に課題文発送)、皆さんの訳文提出締め切りは二週後の日曜日となり、参考訳文の発送はその一週間後となります。
第1回の課題文http://fanyi.duan.jp/xue1.htm
第2回の課題文http://fanyi.duan.jp/xue2.htm
申し込み要領、受講料などの詳細は、下記の日中翻訳学院ウェブサイトでご確認ください。多くの受講生の参加をお待ちしています。
◆4月開講 日文中訳「薛塾」通信講座・第四期受講生を募集
http://fanyi.duan.jp/xuejuku.htm
◆4月開講 中文和訳「武吉塾」通信講座・第十四期受講生を募集
http://fanyi.duan.jp/takeyosijuku.htm