日本僑報電子週刊 第1177号 2015年3月25日(水)発行
■編者より
1964年にスタートした「日中記者交換」から50年を記念するレセプションが3月20日、東京・元麻布の駐日中国大使館(程永華大使)で開かれ、日中両国の特派員経験者や政府関係者など約200人が出席しました(詳報は今号の記事を参照)。
席上、あいさつに立った関係者の話によると、50年前に初代支局長を務めたジャーナリストたちは、日中双方ともに多くが他界されたそうです。本当に残念でなりません。
※特派員の一人である北京週報東京支局長だった林国本氏も今月11日、北京で亡くなれましたhttp://japanese.china.org.cn/jp/node_7221678.htm この場を借りて故人のご冥福を祈り致します。
レセプションの会場では、主催者のご好意により、弊社刊の日中記者交換に関する書籍10数冊を展示していただきました。 http://duan.jp/item/c07.html
また、私(段躍中編集長)から出席者たちに、日中記者交換40周年の節目を迎えて刊行した『春華秋實―日中記者交換40周年の回想』(日本僑報社刊、段躍中編)を寄贈させていただきました。 http://duan.jp/item/015.html
本書は、日中両国の特派員経験者たちが、特派員時代の貴重な報道や当時の両国関係などについて如実に記録した、600ページもの大作です。日中間の常駐記者交換の経緯や特派員名簿など、貴重な資料も付しています。
本書をはじめ弊社ではこれまでに日中記者交換に関する書籍を10数冊、世に送り出してきました。“歴史の目撃者たち・証言者たち”が少なくなる中、これらの記録はますますその貴重さを増すものと思われます。
先人の足跡をたどり、しっかりとその志を受け継いで、歩んでいきたい――。
日中記者交換50周年のレセプションとこれらの書物に、報道人の1人としての思いを新たにしたことでした。
2015年3月25日
段躍中