中部日本新華僑華人会」の設立のご挨拶
葛漢彬
2005年錦秋、工業と経済が最も発達している中部地域で、在日華僑華人の組織として、「中部日本新華僑華人会」が正式に設立されました。
11月3日、愛知、岐阜、三重、福井、石川、富山の中部六県の新華僑華人代表30人余りが名古屋に集まり、中部日本新華僑華人会設立大会と第一回理事会を開催しました。理事会では「中部日本新華僑華人会」会則を決議し、初代会長に小生を選出しました。当面の活動を担う副会長なども決定しました。
設立大会には、中華人民共和国駐名古屋領事館館長領事孫平先生、領事白春華女史、副領事金明煜先生、全日本新華僑華人会会長呉智深先生、日中文化協会理事長上山卓司先生のご臨席と、祝辞をいただきました。また,中華人民共和国駐日本大使王毅先生からは祝電をいただきました。
中部地域は近年日本で最も活力のある地域である。2005年には中部国際空港が開港しました。また愛知万国博覧会が成功裏に終了し、この地域の躍進を象徴しています。この年に、中華人民共和国駐名古屋領事館も設立されました。このような背景のもと、中部地域の華僑華人の活動への支援、華僑華人間の交流および日中間の交流を促進し、華僑華人と祖国、領事館との結びつきの強化を図り、日中友好を推進していくことを目的とする華僑華人会が設立されました。
在日華僑は祖国のため、日中友好のため、力を尽くしてきたすばらしい伝統があります。それに加え、最近20数年は知識人をはじめ広範な階層を有する新時代の華僑華人が生まれています。
「中部日本新華僑華人会」といたしまして,華僑の伝統を継承し、自らの心を尽くし、情熱、そして力を発揮して、華僑華人の間、華僑華人と祖国の間、日中両国の間に、友好協力の橋となるよう貢献していきたいと思っております。
今後とも何卒ご指導・協力のほど宜しくお願い申し上げます。