先日、NHKラジオ第1&FMで放送の人気番組「ラジオ深夜便」に出演しました。同番組の「明日へのことば」というコーナーで、5月14日(水)午前4時5分から放送されました。
戦後70周年に当たる今年、日本と中国は政府間でぎくしゃくとした関係が続いていますが、そうした中でも「市民レベルで草の根交流を図り、両国民の良好な関係を築いていこうと努力している」1人として、お声がかかったものです。
同コーナーでは「日中相互理解は日本語作文から」と題して、中国人の日本語作文コンクールをはじめ、出版社・日本僑報社の設立と出版物、中日民間交流への貢献、日中のこれから、段さんのこれから――など弊社と私にかかわる幅広い内容について日本語でお話しました。
http://www.nhk.or.jp/shinyabin/pro/2a3.html
「ラジオ深夜便」出演に対しては、多くの方から励ましや感想のメールをいただきました。
中国で日本語教師を務められた斎藤文男先生からは「日本に帰国して2年近くになりますが、日本人や出版、メディアの間で嫌中、反中ムードがあまりに多いのに驚いています。
(中略)
現在、中国が批判されていることは、日本でもまったく同じようにありました。そのことを日本人自身はすっかり忘れて、他国を批判しています。(中略)そのような中で、段躍中さんは爽やかな日中交流を目指して、各方面でご活躍されています。そのことは多くの中国人に貢献するとともに、日本人にも自分たちの過去のことを思い起こさせることにもつながっているように思います」と激励の言葉をいただきました。
また「ラジオ深夜便」の熱心なリスナーで、「明日への言葉」というブログを運営されている秋田宏さんは、当日の発言内容を丁寧にまとめてくださいました。
http://asuhenokotoba.blogspot.jp/2015/05/blog-post_14.html?m=1
その中で、日中関係改善への提言として伝えた――「青空教室(日曜中国語コーナー)のように直接顔を合わせて対面式の交流が多くなれば」「日本人ももっと中国に旅行してほしい」「青空教室で、島の問題とか歴史の問題はたまに真剣に話し合うが、冷静に話し合っていくことは有意義」「日中の良くない時期は大きな歴史の中では数十年だから、日中友好の歴史をもっと知ってほしい」――といった私の思いをしっかり記録してくださいました。
皆様からの温かな励ましに心より感謝を申し上げるとともに、これからも日中の相互理解と交流の促進のため、努力していく所存です。引き続き、よろしくお願いいたします。