日本僑報社8月18日の発表によると、中国人ボランティアグループ中日ボランティア協会の10年間の奮闘記である『よりよい共生のために―在日中国人の挑戦』は、日本僑報社から刊行決定、10月から発売される予定である。
本書の内容紹介は以下の通り。情熱溢れるボランティアグループの奮闘、在日外国人と日本社会とのよりよい共生社会を構築するための挑戦をまとめた一冊。拝金主義と言われる現代中国社会の中で、彼らは伝統的中国の美徳を受け継ぎ、日本において現代市民の精神を学んだ。困難に陥った同胞を助け、日本社会との誤解や摩擦を減らすため堅実な歩みを続けて来た。人口減少、少子高齢化問題を抱える日本は経済規模維持のため、より多くの外国人の受け入れが避けられない状態にある。彼らの挑戦は日本社会のよりよい発展のためのヒントを与えてくれる。
【編著者紹介】張剣波、政治学博士、早稲田大学客員研究員、中日ボランティア協会代表。1995年 4月より早稲田大学大学院政治学研究科国際政治専攻修士課程、博士後期課程。2006年2月18日に中日ボランティア協会を創設。主な論文(著書):「1990年代の中国における冷戦史研究」、『東瀛求索・2006』(主編)、『米中和解と中越関係』(2015年10月に出版予定)など。
【監修者紹介】中日ボランティア協会(中国語:中日志愿者協会)は、在日中国人を中心に2006年2月18日に成立。現在会員500名以上、日本人弁護士12名からなる法律支援団を有する。ホットライン番号:080-3738-2888。24時間体制で相談、援助要請を受けている。これまでに日本全国と中国の4,000人余りから11,000回近く相談を受け、様々な相談や援助を行ってきた。