王蒙氏の『這辺風景』日本語版が日本僑報社より出版へ、40年前の新疆を描く:「人民日報」日本語サイト報道
http://duan.exblog.jp/22093110/
http://j.people.com.cn/n/2015/0828/c94473-8942676.html
――第9回茅盾文学賞受賞作品『這辺風景(王蒙・著)』の、ポーランド、エジプト、ロシア、韓国、日本各国の版権調印式が26日、北京国際図書博覧会で行われた。同書の日本語版は来年、日本僑報社から創立20周年の重点図書として出版される。中国青年報が伝えた。
調印式に出席した王蒙は、「新疆は当時の私にとって、全く新しい領域・文化・言語・ライフスタイルだった。私は新疆で視野を広げ、現地の農民と6年間にわたって密接な交流を重ね、同じ場所に住み、同じものを食べ、共に労働した」と語った。
40年前の新疆を描いた『這辺風景』の、日本人読者にとっての魅力について聞かれた王蒙は、「日本は古くから中国の西域に興味を抱いており、現在も新疆への注目度が高い。私が書いたのは40年前の新疆の風景だが、文学には人々の喜怒哀楽や愛・憎しみが詰め込まれている。物語は旺盛な生命力を持ち、多くの内容は現在の人にも参考の価値がある」と述べた。
日本僑報社の段躍中編集長によると、同社は今年7月に『新疆物語―絵本でめぐるシルクロード―』を出版した。これは、漫画の形式で新疆について紹介した日本初の書籍だ。「漫画は日本の読者に非常に愛されている。新疆物語が出版されると、アマゾンの予約サイト(中国関連書籍)で1位にランキングされ、日本図書館協会選定図書にも選ばれた。来年はシリーズ本として『漫画中国西蔵』も出版する。将来的には中国の全ての省を紹介する書籍を出版したい」と語った。
北京国際図書博覧会では同日午後、日本僑報社が出版する『正見民声』日本語版の出版式が行われた。同書の中国語版は中国人民大学出版社が出版したもので、国務院新聞弁公室の趙啓正元室長と元フランス大使の呉建民氏が2012年12月に行った上海の大学生との4回にわたる交流対話の内容が収録されている――。(編集SN)
「人民網」日本語版 2015年8月28日