○ 今号のメルマガは、このほど弊社から刊行された中国人ボランティアグループ10年間の奮闘記『よりよい共生のために―在日中国人ボランティアの挑戦』について特集しました。
日本に滞在する中国人たちはこれまで様々な団体を組織してきましたが、本書が取り上げた「中日ボランティア協会」(張剣波代表)は専門のボランティア団体として、設立以来10年にわたり、日本で苦境に立たされた中国人たちを献身的にサポートしてきました。
近年、急増している中国人訪日観光客が大量に買い物をするさまは「爆買い」と呼ばれ、日本人にマイナスイメージを与えているようですが、本書『よりよい共生のために』は同協会の10年の記録のみならず、中国人のイメージ向上と日中相互理解の促進にも役立つことと思います。本書に登場・寄稿した在日中国人たちは、いろんな分野で活躍しながら、異国での共生のために頑張ってきた人ばかりです。
中国人ボランティアグループ奮闘の歩みを、皆さんもぜひご期待ください。
○ 下記でもご報告しましたが、私はこのたび北京の中国新聞出版研究院に招かれ、同研究院の講座で「日本出版界の現状と日本僑報社の20年」と題して講演しました。
中国新聞出版研究院は中国政府系の権威あるシンクタンクで、私がそこで日本の出版界の最新事情などについて話すことは初めてでした。
最近は、中国の出版事情について日本のメディアに寄稿することも増えましたが、日中双方でこうしたことを紹介するたび、互いの理解や交流がまだまだ足りないことを実感します。それと同時に、これからも微力ながら日中出版交流の橋渡し役として努力したい――そうした思いを新たにしています。
○ 下記でも触れましたが、出版総合誌『出版ニュース』10月中旬号の「情報区」コーナーに、弊社刊『中国出版産業データブックVol.1』が大きく紹介されました。ここに心より感謝を申し上げます。
また、中国出版業界の最新動向を網羅した『中国出版産業データブックVol.1』は、出版・メディア関係者はもちろん、中国出版事情に関心のある方ならぜひご高覧いただきたい1冊です。
前述の『よりよい共生のために』とともに日本の各自治体、学校の図書館などにも自信を持って推薦します。