第21回SGRAフォーラムご案内「日本は外国人をどう受け入れるべきか:留学生」
下記の通り第21回SGRAフォーラムをご案内申し上げます。参加ご希望の方は、ファックス(03-3943-1512)またはemail(sgra-office@aisf.or.jp)でSGRA事務局宛てご連絡ください。よろしければ最後の申し込み欄をお使いください。SGRAフォーラムはどなたにも参加いただけますので、ご関心をお持ちの皆様にご宣伝いただきますようお願い申し上げます。
■日 時:2005年11月23日(水・祭)午後2時30分~5時30分、終了後懇親会
■会 場:東京国際フォーラム ガラス棟G602会議室http://www.t-i-forum.co.jp/
(JR東京駅より徒歩5分、JRおよびメトロ有楽町駅より徒歩1分)
■主 催:関口グローバル研究会(SGRA:セグラ)
協 賛:(財)渥美国際交流奨学財団 協 力:朝日新聞アジアネットワーク
後 援:JAFSA(国際教育交流協議会)、JISSA(留学生奨学団体連絡協議会)、留学生教育学会(JAISE)、日本留学生宿舎財団法人協議会
■会 費:フォーラムは無料。懇親会は会員1000円、非会員3000円(要予約)。
■フォーラムの趣旨:
SGRA「人的資源と技術移転」研究チームが担当する「日本は外国人をどう受け入れるべきか」についての3回めのフォーラム。第1回は事実上の移民大国となった日本の現状と研修生の問題、第2回は外国人児童の不就学問題について考えたが、今回は、日本の留学生受け入れについて検討する。日本政府は1983年に日本に留学生を10万人受け入れようという政策を打ち出し、当初1万人に過ぎなかった在日留学生は2004年5月には117,302人に達した。数は順調に伸びたが、受入れ体制の整備が不十分だったために、学問を成就できない留学生も相当数存在し、また犯罪が起きて留学生のイメージが悪くなったり、留学生の対日観が悪くなったり、多くの問題を抱えている。
一方、アジアを中心に留学はますます盛んになり、欧米、オセアニア、東アジア諸国では積極的な留学生誘致が繰り広げられている。日本国内では、国立大学は独立行政法人化され、私立大学は少子化による学生数の減少により経営難が激化すると見込まれ、大学は生き残りをかけて改革を進めているが、往々にして国際化もその戦略として取り込まれている。このように混沌とした状況の中、政府は10万人計画以後の積極的な政策を打ち出していない。グローバル化と地域化とナショナリズムがうずめくアジアの一員である日本は、今後どのような理念に基づいてアジアを中心とした各国からの留学生を受け入れるべきなのか考えてみたい。
■プログラム
詳細は、http://www.aisf.or.jp/sgra/schedule/forum21program.doc をご覧ください
◇ゲスト講演(1):横田雅弘(一橋大学留学生センター教授、JAFSA副会長)
『アジア諸国の留学生事情と日本のこれから』
◇ゲスト講演(2): 白石勝己(アジア学生文化協会 教育交流事業部長、SGRA会員)
『外国人学生等の受入れに関する提言:留学生支援活動の現場から』
◇研究報告(1):鄭 仁豪(筑波大学大学院人間総合科学研究科助教授)
『韓国人元留学生は日本での留学をどう評価しているのか
-日・欧米帰国元留学者に対する留学効果の比較から-』
◇研究報告(2):カンピラパーブ・スネート(名古屋大学大学院国際開発研究科講師)
『日米留学の実態から日本の留学生受け入れ体制を検証する
-タイ人留学経験者の追跡調査を踏まえて-』
◇研究報告(3):王 雪萍(慶應義塾大学政策・メディア研究科博士課程、SGRA研究員)
『改革・開放後中国政府が派遣した元赴日学部留学生の日本認識』
◇ パネルディスカッション
進行:角田英一(アジア21世紀奨学財団常務理事)
横田雅弘(一橋大学留学生センター教授、JAFSA副会長)
白石勝己(アジア学生文化協会、SGRA会員)
黒田一雄(早稲田大学大学院アジア太平洋研究科助教授)
大塚 晶(朝日新聞社会部)
徐 向東(キャストコンサルティング代表取締役、SGRA「人的資源と技術移転」研究チーフ)