7月に開催された第四届中日出版界友好交流会で配布した呼びかけ文 「読書で日中相互理解を深めよう」を再掲載します。読者の皆様のご支持をお願いします。
日中出版界友好交流会の開催を記念して、私ども日本僑報社はこのたび「読書で日中相互理解を深めよう」というキャンペーンの実施をご提案したいと存じます。
これは文字通り「読書を通じて、日中相互理解を深める」ことをねらいとします。日中両国の子どもから大人まで広範な人々にご参加いただく予定の、まったく新しい活動です。
たとえば、毎年9月を「日中友好読書月間」と位置づけます。これは1972年9月29日に日中国交正常化が実現したことに由来します。
この月間には、日中相互理解に役立つ書籍や、友好の歴史を知る書籍などを100冊推薦図書として公表します。
また8月12日をはさんだ1週間を「日中友好こども読書ウィーク」と位置づけます。これは1978年8月12日に日中平和友好条約が締結されたことに由来します。夏休みに当たる8月に、大いに書物に親しんでもらうことも目的としています。
日中友好の将来を担う子どもたちに、小さいころから日中関係に関心を持ってもらおう、そして未来に向けて友好の担い手をバトンタッチしていこう、という願いも込めた活動です。
このウィークも同様に、日中友好に関する書籍などを100冊推薦図書として公表します。とくに、こどもたちにわかりやすい、読んでためになる図書が良いと思われます。
読書月間とこども読書ウィークには、それぞれに標語を募集するなど、読書を推進する行事を集中して行います。
さらに、それぞれ読書感想文コンテスト(課題図書+自由部門)を開催します。感想文を広く募集し、その年の年末に締め切り、翌年3月に審査結果を発表、7月に日中出版界友好交流会と合わせて入賞者を表彰するという計画です。
これはまだ草案ではありますが、大人のための読書月間、こどものための読書ウィークを通じて、より多くの人たちに日中関係、日中友好に関する書籍をお読みいただき、一層の相互理解促進の一助になればと願うものです。皆様からの、よりよいご提案やご意見なども承りたいと存じます。どうぞよろしくお願い申し上げます。(段躍中・日本僑報社編集長)