日本僑報社10月28日の発表によると、『The Road of China 中国の発展を振返る』(仮題、原書は中国人民大学出版社)が、同社から刊行されることが決まった。12月中旬に発売される予定。
著者は法制、教育制度、政治の専門家であり、国際会議において中国代表を務める中国人民大学の程天権教授。中国の国づくり90年を振返り、日本人には決して書けない「中国発展」のメカニズムを記述する。
共産主義国家として世界で初めて巨大経済体へと成長した中国は新たな発展モデルを提示し世界に希望を与えた一方で、「官僚の腐敗」など未だ解決されない様々な問題を抱えている。中国に対する毀誉褒貶が渦巻く中、中国の発展の道のりを振返ることで、発展の秘訣と問題の根源、そして中国の未来を探っていく。
目次
序 章 中国現代化の幕開と歴史的選択
第1章 中国の特色ある社会主義経済 ―― その発展とモデル
第2章 社会主義「和諧社会」の建設
第3章 中国の特色ある政党制度
第4章 国家の復興と中国外交
終 章 中国の道の特色、国際的影響、その未来
【著者紹介】程 天権(てい てんけん)中国人民大学教授。中国現代政治、教育制度、法制史の専門家であり、多くの国際会議において中国側代表も務める。中国統一戦線理論研究会副会長、第11回全国政協委員などを歴任。主な著書、編書に「中国民法史」「科学発展観研究」など。
【訳者紹介】中西 真(なかにし まこと)1968年兵庫県に生まれる。1992年明治大学を卒業後、住宅機器メーカーに勤務。2013年退職し、2年間の準備期間を経て2015年から本格的に翻訳家としての活動を開始する。主な受賞歴はNHK World Chineseパーソナリティー大会優勝(2014年)、日中友好協会中国語スピーチコンテスト東京大会弁論の部優勝(2014年)。2015年より日中翻訳学院「武吉塾」を受講中。