【内容紹介】家族を「ドレミ」に例えると?音楽を愛する少年の話から始まる未来の音楽家のための短編集。世界で読まれている児童文学の名作。中国近代文壇を代表する豊子愷の児童文学全集第2巻。豊子愷は竹久夢二と親交をもち、『源氏物語』『草枕』の翻訳を手がけるなど日本とも深い関わりを持った。世界中の子供たちに愛された続けた豊子愷作品の中から本書は豊子愷が情熱を注いだ音楽に関する短編を収録。音楽に興味を持ち始めた少年の話から始まり、音楽における基礎練習の大切さ、音楽の影響力、音楽の意義など、著者の伝えたい思いが詰め込まれている。物語にそって音楽理論の基礎が身につく未来の音楽家のための短編集。全七巻順次刊行予定。
【著者紹介】豊子愷(ほう しがい)近代中国の代表的な漫画家・散文家・翻訳家。1921年(大正10年)日本に短期留学した際、竹久夢二と親交をもち、大きな影響を受ける。子供をこよなく愛し子供向け文学作品を数多く執筆するほか新聞に「子愷漫画」の名でひとコマ漫画を発表し「漫画」という言葉を中国で広めた。その他にも「源氏物語」や夏目漱石の「草枕」の翻訳をしたことでも有名。
【訳者紹介】藤村とも恵(ふじむら ともえ)長野県出身。深圳大学語学留学課程修了、現在広東省深圳市在住。日中翻訳学院武吉塾を第四期より継続受講中。