あけましておめでとうございます。
旧年中は大変お世話になり、ありがとうございました。
おかげさまで皆様の温かなご支援、ご協力により、さまざまな出版事業や交流活動を行うことができました。ここに心より御礼を申し上げます。
日中関係はようやく改善に向かい始めています。日本僑報社の活動もさまざまな困難に直面しつつも、なんとかこの1年を無事に過ごすことができました。
まず、2015年の刊行書籍は、計26点に上りました。これは弊社の年間刊行数の中でもトップクラスにあたります。朝日新聞、毎日新聞、週刊朝日といった多くの大手メディアの書評欄等で紹介されたほか、大手書店(ネット書店を含む)のベストセラーに入った本もいくつかあります。
中国の著名な2人の著者――メディアと外交のプロである趙啓正氏と呉建民氏による『中国式コミュニケーションの処方箋』、また知られざる新疆の魅力を楽しいイラストエッセイで紹介した『新疆物語―絵本でめぐるシルクロード』といった話題書の日本語版も数多く刊行しました。
また、中国の出版社と計30点に上る出版契約を実現しました。中には2015年のノーベル医学生理学賞を受賞した科学者・屠ヨウヨウ氏の半生を描いた『屠ヨウヨウ伝』の日本語版も含まれます(ヨウは、口偏に「幼」。2016年以降、刊行予定)。
日本僑報社・日中翻訳学院の受講生・修了生が翻訳に携わった弊社刊の単行本は、2015年だけで全12点を数えました。これは受講生らによる弊社刊・翻訳書籍の年間刊行数の過去最多を記録しました。
さらに弊社主催の「中国人の日本語作文コンクール」は第11回を開催し、応募数は過去最多となる4749本を記録。表彰式と日本語スピーチ大会が昨年12月、北京の日本大使館で、木寺昌人大使をはじめ上位入賞者ら関係者約200人が出席して盛大に開かれました(表彰式共催:日本大使館)。
表彰式の模様は、コンクールのメディアパートナーである朝日新聞をはじめ、東京新聞、毎日新聞、人民網、新華網など日中の大手メディアに詳しく伝えていただきました。
ここに改めて、ご支援、ご協力いただいた皆様に心より感謝を申し上げます。
これら昨年の主な成果を「2015年 日本僑報社の主な出来事」としてまとめましたので、どうぞご覧ください。
*「2015年 日本僑報社の主な出来事」
http://my.duan.jp/20160101.htm
今年2016年は、弊社の創立20周年の節目の年に当たります。これを記念し、皆様への感謝の気持ちを込めた各種行事も開催したいと考えています。その節にはまた、なにかとお世話になりますが、よろしくお願いいたします。
年頭にあたり、昨年のご報告を申し上げるとともに、皆様にとりまして新しい年が実り多きすばらしい1年となりますことをお祈り申し上げます。
※「謹賀新年」
http://jp.duan.jp/newyear2016/newyear.html