2020年の東京オリンピックを契機に「観光立国」を目指す日本を訪れる、外国人観光客が急増しています。円安や政府による査証(ビザ)の発給要件緩和などが追い風となったもので、2015年は早くも「2020年までに年間2000万人」としている政府目標に迫る勢いを見せました。
そのうち中国人客は前年(2014年、約241万人)を大きく上回り、年間を通しても伸び率、人数ともにトップクラスに躍り出ました。急増した中国人客が大量に買い物をするさまは「爆買い」と呼ばれ、今や日本で社会現象の1つと化したばかりか、日本の商工観光にも大きく寄与しているといわれています。2015年末には、この言葉が日本の「流行語大賞」に選ばれたほどです。
最近の日本のメディアは、中国人客が日本製の電気炊飯器や温水洗浄便座といった家電製品をはじめ、化粧品や紙おむつといった日用品をいくつも購入していく姿を、日本人の驚嘆の声とともに伝えています。
しかし中国人客のお目当ては、本当に「爆買い」だけなのでしょうか? 「爆買い」以外にも確かな目的はあるでしょうし、日本でできることはたくさんあるはずです。日本旅行で満喫したこと、旅行をしたら楽しみたいこと、旅先の日本人との交流など、経験でも希望でも何でも結構です。「私なら日本旅行でこれをしたい」「僕なら日本であれができる」など、これからの日中関係発展の一助にもなりそうな、日本観光についての具体的な体験談や提言をまとめてください。